どっちが必要? 『費用対効果』と『先行投資+リスクマネジメント』


『これからECを本格的に取り組みたいのだけど、費用対効果が悪い事はやりたくない・・・』

時折、ご相談を受ける企業様から耳にする言葉です。
私は、この言葉をおっしゃった瞬間からその事業の成功確率は高くないなと感じてしまいます。
『費用対効果』とは 安定、維持に必要な発想です。
(これはこれで大切ですが)

しかし成長、挑戦、開花の時期には不向きな発想でもあります。
1回目に失敗し、2回目に学び、3回目に成果が出るこんな事は販促や、広告などでは良くある事ですね。
費用対効果を追求しすぎると1回目の失敗で断念が繰り返され永遠に成果が出るにたどり着けないのです。

3回目の成功を得るために必要な失敗もあるのです。

成長、挑戦段階に必要な発想は『先行投資+リスクマネジメント』です。

「うちの事業はもうこんなもんでいいよ」と言う場合にはぜひ『費用対効果』を追求して、効率化、システム化を進めてみましょう。

一方、「まだまだ、当事業は成長段階、挑戦段階」とおっしゃるなら、ぜひとも一時的には『費用対効果』の呪縛を横に置いて、『先行投資』でチャレンジしつつ、万一の失敗をきちんと想定して『リスクマネジメント』の発想で取り組んでみましょう。

それによって、実体験を通じたノウハウが蓄積され、人員が育ち明日には収益が増加し事業が成長するのです。