『充実』と『買いやすさ』のバランス


先日、伊丹に新しくできたある巨大なショッピングセンターへ、見物に行ってみました(買い物はそこそこ(^^;))

とにかく巨大で場所も広いしお店も多いのには驚かされました。
しかし、買い物慣れしていない私には広すぎて、店も多すぎて、結局、あれこれ見て歩くだけで疲れ、買い物意欲が薄れてしまいました。

大阪駅前の家電、カメラの巨大店や東京秋葉原や新宿の大規模量販店いずこも商品の品揃えの豊富さ、売り場の広さを売り物にされていますが、逆にそう言うお店で探し、歩き回ることが時間や労力的にしんどい、と言う私のような消費者も少なからずいるでしょう。

そう言った人こそ、時間をかけず、歩き回らずパソコンの前にいながらにして良い物を安く買えるネットショップの見込み客であると思い
ます。

しかしながら、ネットショップも数年もやっていると、商品を『充実』させ情報も『充実』させ、ページだけでなく、メールマガジンも『充実』して来ます。簡便で買いやすい筈のオンラインショップが巨大店舗のごとく溢れかえった情報の海になってしまっては、溺れて(迷って)しまい結局購買意欲を失う、探しきれなくて目当ての商品にありつけない。そんなことも起こり得ているでしょう。

お店は成長しても消費者も全員一緒についてきているとは限らないのです。常に、初心者もいることを忘れず、『買いやすさ』やお店からのオススメ、お試しなどの「迷ったらこれをオススメします!」を用意しておく事は新規客の取り込みには大切でしょう。

メルマガも、ヘビーユーザー向け、ライトユーザー向け、初めての方向けとあっても良いかも知れません。

マニアの集まるお店は固定客の面では成功でも、初心者にとって敷居の高い店になっていて知らず知らずにお客さんを逃がしているそんなケースは避けたいですね。

別の見方をすれば、これからECに参入する企業、参入したばかりの企業さんにもまだまだ初心者を取り込める余地はあると思います。

どんなレベルのお客様にも、買いやすい親切なお店、満足の行くお店でありたいですね(^^)